見出し画像

南郷刺し子の継承と伝承を担うために。

9月17日(火)と23日(月・祝)に南郷刺し子会の方々をお招きして、南郷刺し子体験を行いました。

体験を行ったのは、2年次の総合的な探究の時間(通称「南会津学」)で南郷刺し子について探究している6名の生徒たちです。体験は、はがきサイズの藍染の布に白い糸で「麻の葉」や「亀甲」などに代表される和柄をレイアウトして刺し子を施すというものです。

両日は、ただ刺し子を体験するだけでなく、南郷刺し子会の会長・馬場純子様から、南郷刺し子会の歴史や活動の想いなどをお話しいただき、南郷刺し子が持つ意味や文化に対しての理解を深めながら体験を行いました。

生徒たちは、模様をレイアウトするところから縫うところまで慣れない部分が多かったようですが、講師の方々の丁寧なご指導とご助言のおかげもあり、一心不乱に作品作りに取り組むことができました。小さいものでも大変時間が掛かるもので、まだ完成まではたどり着けませんでしたが、完成に向けて継続して制作を行い、展示も予定しています。

生徒が黙々と制作を続ける様子を見て、一針一針の重みと奥会津文化の奥ゆかしさを感じました。

この経験をもとに、彼らの探究活動が充実することを期待します!そして、探究学習の成果等の報告を通して、南郷刺し子文化の継承と伝承に寄与できるよう頑張ってほしいと思います。

【 9月17日 】

【 9月23日 】