令和5年度修学旅行第4日目(第2学年)-兵庫:姫路城、人と防災未来センターにおける震災学習-
修学旅行第4日目は、晴れているものの、少し肌寒い朝となりました。3泊4日の修学旅行も早いもので最終日です。
まず大阪から西に約90km移動し、国宝に指定され、世界文化遺産でもある「姫路城」を訪れました。生徒たちは、青空に映える“白鷺城”の美しさに感嘆しつつ、近くに見えていても、なかなか辿り着くことができない大天守に、城の大きさを体感していました。
昼食には、郷土料理である“姫路おでん”を美味しくいただきました。
「ごちそうさまでした。」
昼食後には、バスで兵庫県神戸市に移動しましたが、途中、兵庫県明石市の高速道路上で、東経135度の日本標準時子午線を通過しました。ちなみに、見出し画像がその案内標識です。
神戸市では、中央区にある「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」において、震災学習に取り組みました。
これは、本校が令和4年度から参画している福島県教育委員会の「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」に関連させて、新たに取り入れたものでありましたが、生徒たちは、実物の震災関連資料や再現映像、から、地震被害の大きさ、被災者の皆さんの悲しみ、復興へのプロセス、防災と減災の大切さなどのたくさんのメッセージを感じ取っていました。今回、学び、考えたものをいかしながら、福島における震災、復興及び福島の未来について発信する活動に取り組んでいきます。
その後、大阪国際空港(伊丹空港)から空路、福島への帰路につきました。
なお、この日の関西は、午後から天候の雷をともなう激しい雨になると予想されていましたが、雨が降り出したのは、大阪国際空港到着後のことでした。天候に恵まれた4日間でしたが、これは、生徒たちの“日頃の行いの良さ”の賜物でしょう。 学校に到着した生徒たちは、長旅と旅先での慣れない環境に、当然疲れはあるかと思いますが、その表情には、達成感と充実感、さらには、迎えに来ていただいたご家族の皆さんに会えたことへの安堵感があふれていました。今回の修学旅行が、高校3年間だけでなく、これからの人生においても、大きな思い出とかけがえのない宝物となったと確信します。